海外保険手配(グローバルプログラム)事例
お客様の概要
事業内容:医療関連機器類製造
お客様のご要望
- 近年、世界各地に現法を設立してきたが、現法での保険手配の実態が全く見えない。
- 医療関連機器の製造販売という業種柄、万一PL(製造物責任)を問われる事態が発生した場合には多額の賠償責任が生ずる可能性があり、補償額と補償範囲が充実した保険を全拠点でもれなく手配することが、リスク管理上喫緊の課題。
- PL保険に限らず、国内外の保険手配において問題が無いか、この機会にしっかりと見直したい。
当社における対応と成果
現状の分析結果
- PL保険は親会社で一応手配されていたが、海外現法は一部しかカバーされておらず、補償内容、補償金額ともに不十分
- 海外現法によっては全く手配されていないケースも散見。
- D&O保険も手配されてはいるが、海外現法ごとに補償内容、金額がバラバラで、事案によっては補償されないケースも数多く存在する。
- 国内の財物保険は概ね適切な内容で付保されていたものの、全般に保険料が高止まりしており、コスト面では見直しの余地が大きい。
見直しの成果
グローバルプログラムの設計と手配(PL保険・D&O保険)
海外約10ヶ国に展開する現地法人全てをカバーするグローバルプログラムを設計。
- 提携ブローカー等を通じ、各国でのローカル証券の発行をサポート。
- 親会社では、ローカル証券の上乗せとしてアンブレラ証券、エクセス証券を手配。
- これにより、世界各国の現地法人全てで同一の補償内容を実現。
- 保険料は従来とほぼ同水準のまま、補償額は従来比約4倍にUP。
本社火災保険の保険料適正化
当社の媒介により複数の保険会社から見積を取得(競争原理を導入)。
- 工場の立地を詳細に検証し、火災以外の補償を大幅に充実。
- 同一以上の補償内容を、従来に比べ相当に低廉なコスト負担で実現。