グローバルプログラム導入支援
~保険・リスクマネジメントの強化
海外の保険手配は、多くの企業にとって「盲点」になっています
企業にとっては海外展開が「当たり前」の事になっていますが、海外拠点(現地法人)の保険手配について、皆様はどの程度把握していらっしゃいますか?
当社がお訊ねすると、残念ながら「保険を掛けるように指示してあるが、確認はしていない」「掛けているとは聞いているが、内容は把握していない」「そもそも、海外拠点の保険をどの部署が担当するのかハッキリしていない」などといったお答えを頂くケースが殆どです。
その結果、いざという時に保険金が支払われない、といった事態が生じかねません。(例えば2011年に発生したタイの大洪水の際にも、充分な保険金支払を受けていち早く原状復帰を果たした企業と、保険金が一切支払われなかった(しかも、企業側では支払われると思い込んでいたケースも!)企業との間ではっきり明暗が分かれました。)
今や、企業にとって重要な製造拠点や販売拠点が海外にある事は珍しくありません。従って、海外拠点に潜むリスクが適切にカバーされているか否かは、そのまま企業の存続リスクに直結していると言っても過言ではありません。
国によって保険制度やリスクは異なります
多くの国では、その国で免許を持つ保険会社以外から保険を購入する事は原則として認められていません。また、特定の保険の購入が強制されている場合もあります。
規制以外にも、国によっては企業や役員・従業員の賠償責任の認定額が著しく高額になる傾向が見られるなど、国毎に固有のリスクが存在します。
これらの規制やリスクを十分に把握・理解し適切な保険を全ての海外拠点で手配する事は大変困難で手間の掛る作業であり、多くの企業において「海外拠点の保険見直しの必要性は判るが、手が付いていない」状況になってしまう大きな要因です。
今こそ保険の一元管理を実現しましょう
当社は、お客様の海外拠点の保険手配状況を分析・検証し、国毎に異なる規制やリスクに応じて適切なものとなっているかどうかを確認します。
その上で、お客様に相応しい保険条件を設計し、海外拠点を一括してカバーできる仕組み(グローバルプログラム)を整えて手配します。本社が一括して保険を手配する事で、全ての海外拠点を漏れなくカバーする保険を、スケールメリットを活かした適切な保険料コストで手配する事が可能になります。
また、当社は欧米の有力保険ブローカーと共にグローバルベースのブローカーネットワークを構築しており、現地での保険手配をしっかりとサポートします。
プログラム構築後も引き続きサポートします
グローバルプログラムは一度構築すればそれで終わりという訳ではありません。
新たな現地法人の設立や事業内容の変容など、お客様の事業実態の変化に合わせた保険契約の見直し、更には事故に因る保険料上昇に対する対応策の検討など、グローバルプログラムは構築後の運営にも充分なノウハウに基づいたきめ細かい対応が求められます。
当社は、お客様と緊密に連携をとり、海外拠点の保険内容が常に適切な状態に保たれる様、サポート致します。
また、海外における保険事故についても、お客様に代って当社が情報を収集し本社にご報告するなど、お客様の事務負担の大幅軽減を図ると共に、本社でのリスク管理の高度化に大きく貢献します。
海外プロジェクト
海外でのプロジェクト案件にも適切に対応します
海外における土木・建築・プラント建設などのプロジェクトには、固有のリスクが多数存在します。また、発注主体の違いや受注形態の違いなどによって受注者が備えるべきリスクはプロジェクトごとに異なると言っても良く、契約内容を精査した上で適切な保険を手配する事が企業防衛上必須です。また、現地の保険関連法令に則った適切な保険手配が求められることから、各国の法令の正確な把握も非常に重要なポイントです。
当社は、多くの経験を持つ専門家を擁すると共に国際的なネットワークを持つ有力ブローカーと提携しており、海外でのプロジェクト案件においても適切な保険手配をしっかりとサポート致します。
外航貨物
物流の実態に即した保険設計を実現します
輸出入に伴う運送中のリスクをカバーする保険は、保険の中でも長い歴史を持つ分野の一つですが、商流の実態は様々であり、画一的な保険の手配では思わぬ付保漏れが生ずる恐れがあります。自社と相手方が責任を負うべき範囲を予め明確にし、それに応じた保険手配を行うことで、万一の際の対応を円滑にすることが可能です。
当社では、皆様の物流の実態を詳しくお伺いし、最適な保険設計に反映させることで事故のリスクから皆様を守るお手伝いを致します。また、特殊な物流形態の場合、保険会社と共同で新たな物流保険プログラムを構築するなどにより、大量・多頻度の貿易にも事務コストを掛けない保険手配を実現します。