スタートアップ企業向け
保険プログラム構築事例
お客様の概要
先端技術を用いて大企業や産学連携で共同開発を推進する企業。
お客様のご要望
- 取引先や株主、金融機関などのステークホルダーから求められた保険を別々に加入しており、全体リスクと保険契約の全体最適が図れているかは不明
- 他社との提携や産学連携などによって事業関係者が多くなることに伴い、リスク分担や事故シナリオの把握等の重要性が高まるにも関わらず十分な対応が出来ていないことから、専門的な第三者評価を頂きたい
- 課題は把握しつつも、保険手配に充てられる人的リソースが無く課題解決に着手出来ていないため、リスク分析・保険手配から事故対応まで中長期的に伴走支援してくれるパートナーとなって欲しい
当社における対応と成果
現状の分析結果
事業概要、製品内容、保険証券、提携時の契約書ひな形等の関係資料をご提供頂き、事業のリスクと事故シナリオについて細分化。潜在的なリスクを可視化し、現在手配されている保険での対応可否について評価。
契約書を分析した結果、他社との提携契約においてリスク負担がスタートアップ企業側に大きく偏っていることが明らかになったことから、リスク分担に関するアドバイスと当該条項におけるオーダーメイドの保険設計を実施。
見直しの成果
他社との取引の関係上、リスク分担の調整が難しい事項については、自社で自己完結できる「保険領域」について、オーダーメイド型の保険設計を実施。これに基づき保険会社と綿密な交渉を行い、各種特約を駆使した最適な保険調達を実現。
リスク分析→最適な保険設計→保険調達のプロセスを通して、保険プログラムの最適化を実現。事業継続に直接的に影響を及ぼす甚大な事故に対して適切に保険対応することで、取引先との共同開発を促進し、併せて投資家や金融機関からの資金調達を円滑に実行させることが出来た。